目玉焼き、奈落の底へ

ルミネ店スタッフです🐣

日々お店に立って色々なアイテムを見ていると、そのデザインに思いを馳せている時があります。

中学生の頃、国語の授業でディベートをするというカリキュラムがありました。先生が選んだ議題は「目玉焼きには何をつけるか」という可愛らしいもの。まず生徒たちに問いかけます。

「みんなは目玉焼きに何の調味料をつけますか?」

ー「醤油!」「塩!」「ソース!」

私のクラスでは醤油派と塩派という二大勢力が猛威を振るう中、ソース派という新勢力も台頭し、白熱の論争が展開されていました。

そんな中、皆の発言に衝撃を受け1人カタカタ震える私…

「目玉焼きにはケチャップじゃないの…?」

何を隠そう私はケチャップ派なのです。幼い頃から目玉焼きにはケチャップです。朝ごはんの目玉焼きには問答無用でケチャップが並んでいました。親子代々ケチャップなのです。

「他にはあるかな?」と先生。

…もしかしたら他にもケチャップ派がいるかもしれない。ケチャップだって立派な調味料、そして何より卵とケチャップは最強タッグなんだ!何も恥ずかしがることはない!立ち上がれ!ケチャップ派!!私は意を決して手をあげました。

「ケ、ケチャップ!」

…騒つく教室。クラスの誰かが叫びます。

「いや、ケチャップにはスクランブルエッグだろ!!」

目玉焼きに何をつけるかなんて心底どうでもいいですし、好きなものを好きなだけつけてお食べくださいという感じなのですが、その当時の私は恥ずかしさでいっぱいになり奈落の底へ突き落とされたような気分でした。

結果、私のクラスにケチャップ派は1人しかおらず、完全な異端児として矢面に立たされただけでこの授業は幕を閉じました。

LENNY EARRING(PIERCE)black/yellowを見ると、目玉焼き論争を思い出します。思春期特有の良いエピソードだったなぁとほっこりしつつ、「奈落の底へ落ちていく目玉焼き」のようなデザインは当時の私の心情のようで面白いです。ちなみに私は今でも目玉焼きはケチャップで食べています。

designsixには個性豊かなアイテムがたくさん!

皆さんも思い出とリンクするアイテムを見つけられるかもしれません🍳ご来店の際はぜひ思いを馳せてみてください😌